事前にアポイントを取らずに訪問営業することを“飛び込み”と呼びますが、
私はそれをメインに仕事している時期がありました。
メイク直しをする時間などないので、てかり&くすみ防止は必須。
油取り紙で余分な皮脂をとったら、乾燥しないようコラーゲンをぬりぬり……。
地道な努力をしながら、門前払いをくらっても、
スマイル・スマイル・スマイルで乗り切る毎日でした。
しかし、中には定期的な訪問により、お得意先となる場合もあるのです。
そのうちの一社は重役に女性ばかりを置いていて、ある日こんなことを言われました。
「あなた、いつも良い笑顔ね。肌つやもきれいだし、何か特別なことしてるの?」
「いつ来てもてかりやくすみのない肌に、感心してたのよね~」
私は、ちょっぴり嬉しくなって、コラーゲン入りの化粧品が、
職場のデスク・休憩室・トイレのお供になっているネタを話しました。
すると、女性社員の多いその職場では、かえって美容の情報が出回らないと言うのです。
天気の話をするのと似た雰囲気で、挨拶代わりに化粧品の話はするけれど、
具体的にどんなものがどれぐらい効果あるのかまでは、誰も掘り下げないと……。
確かに、女性は自分に合った化粧品を求めて、いろんなものを試します。
価値あるものを口コミしたい心理を持ってはいるけれど、
日本人ならではの気配りの一種で、押し付けがましくなるのを嫌う。
巷にはいろんな美容成分がごろごろあるのに、頑固に「コラーゲン」にこだわって
「これが良いのヨ~」なんてプッシュしまくる人は、
社内では普通あんまりいないみたいなんですよね……。
その瞬間、私ちょっと図々しいおばさん体質になってるかも、と反省しました(笑)
ですが、客観的に見ても私の肌がきれいだと証明されたワケですから、
いい気分になってその日の営業会議では生コラーゲン化粧品を再び大絶賛。
職場の若いコたちから、うざいおばちゃんだって思われてなきゃいいけど(笑)